MIRAI 2.0 にて小規模漁業の現状を発表
スウェーデンと日本における大学間の協力を強化する機会となるイベント「MIRAI 2.0」が九州大学であり、
老化、材料科学、持続可能性、AI、イノベーション、起業家精神に関する科学セッションのうち、
私は持続可能性の分野で小規模事業者の取り組みについてプレゼンいたしました。
当社において取り組んでいる車海老養殖とくらしについて発表するとスウェーデンの教授たちからは素晴らしい取り組みだと興味を持っていただき質問を多くいただきました。
スウェーデンの漁村において課題となっていることは、
漁業が大規模化され、また漁獲規制の枠が小規模漁業者に与えられなかったことから、漁村に元気がなくなっている。
さらには、3魚種のうちの1魚種については、とれなくなってしまったことから漁業自体が危機に瀕している。
だから、持続可能な漁業について日本から学びたい。
ということを仰られていたことが、衝撃的でした。
なぜならば、私たちが知ることのできるヨーロッパの漁業情報は、
漁業が大規模化され大成功をしているから、日本はヨーロッパから学ぶべき。
日本も漁業を大規模化するべきだ。
この情報のギャップに驚きを隠せませんでした。
ヨーロッパの漁業を研究している研究者たちが、日本の持続可能な漁業の仕組みを小規模事業者から学ぼうとしている。
そうして、来年スウェーデンで学会があるから来て欲しいとお声がけいただきました。
しかし残念ながら、私は英語が話せません。ヒアリングは少しできるのですが。。。
今回は、東京大学、摂南大学、東北大学の教授たちに通訳していただき、本当に助かりました。
これまでとは全く真逆の情報を得ることができ、本質を見極めることの難しさを学ぶことができました。
世界がお手本にする小規模漁業を支え守ってくださっている、日本の制度、うみひとくらしネットワーク様、全漁連様等団体に感謝しかない。
この記事を書いたのは
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