事業案内

天草はクルマエビ養殖発祥の地。わたしたちが⼿がける陸上養殖池は天草市の楠浦（くすうら）町というのどかな場所にあり、抗⽣剤や成⻑剤を使わないオーガニック育成にこだわったクルマエビを⼤切に育てています。天草の島々が点在する流れの速い瀬⼾と、⼭から流れ出た栄養分をたっぷり含んだ川の⽔が⼊り混じる湾は、まるで海のゆりかごのよう。クルマエビの養殖にとってこれ以上ないほど最適な環境といえます。 ２０２０年夏に初出荷となった⾃社養殖のクルマエビ（和“やまと”クルマエビ）は、熊本産の稚えびから育てました。現在は⼤学や企業と連携をとりながら、Iotを駆使し生産性の向上と環境負荷の低減に取り組み、「スマート漁業」による⾰新を⽬指しています。

地元で⼤切に育てられたクルマエビを新鮮なまま産地加⼯。活き〆冷凍クルマエビや、しゃぶしゃぶ⽤のむきえびなどの各種加⼯を⾃社加⼯場で⾏います。2020年春には、コロナ不況でブリ、マダイ、エビが売れずに苦しむ業者と地元ホテルをつなげ、あらたに冷凍弁当事業に着⼿。ホテルシェフの技が光る“天草ブリの弁当”シリーズは各⽅⾯で⼤きな話題を⽣みました。 ⾃社養殖場で育てたクルマエビを使った“⾞海⽼のパテ”も主⼒商品のひとつ。

「つくる」と「売る」を両⽴させるために。⽣産者・事業者仲間がこれからも安⼼して天草で⽣産活動を続けていけるためのひとつの⼿段として、ECサイト「AMAKUSA産直市場便」をオープン。 天草地域内の養殖⿂、畜産物、農産物、果樹、薪など約１００名の⽣産者・事業者仲間から島の宝ものを取り揃え、全国市場に参⼊しました。⾞海⽼養殖業同⼠と積極的につながることで、天草産クルマエビの通年出荷も可能になり、⽇本中の⽅に喜ばれています。

天草の未来を切りひらく女性起業家・女性漁業者のひとりとして全国的にも注目され、数々の講演会、意見交流会などでも活躍する深川沙央里。これからはその人脈と経験を農林漁業の発展のために生かす「つたえる事業」に力を入れていきます。具体的には、クライアントの現在の状況を調査・分析し、問題を抽出して仮説検証し、最適な戦略プランを立案するなど。また、生産性の向上、加工、HACCP、販売、商品開発、ブランディング、パッケージデザイン、マーケティング、一括表示、栄養成分表示、衛生管理、環境負荷の低減、IT活用、事業計画、原価計算など、幅広い分野で単発のご相談をお受けします。