鰤(ブリ)がいなくなりまして、
コロナ禍における異業種連携ビジネス創出その後。
当時、女性スタッフで構成される弊社は、持病、介護施設や学校一斉休校のために出勤できなくなったスタッフが多数おり、繁忙期間に人手不足に陥り困っておりましたが、
出荷先からキャンセル続出のブリを目の前にどうしていいか立ち尽くす生産者と、
地元宿泊施設従業員様たちの雇用維持に必死になられてたホテル社長と意見交換したことで、2020年3月に連携し冷凍惣菜事業をスタートさせました。
すぐに、全漁連WEBメディア「サカナディア」が反応してくださり、
ダイヤモンドオンラインからの取材、NHKの朝と夕方の番組をはじめとした各種メディアに取り上げていただき
瞬時に「漁業者」×「観光業者」×「母」の想いの詰まった「冷凍惣菜」が日本中に知っていただけることとなり、
販売1年間で約5万食の天草素材の冷凍惣菜を全国にお届けすることができました。
しかし、急遽立ち上げた事業でしたため、お客様にご迷惑をかけることもあり、1年間で5つの課題が浮き彫りとなり改良を続けました。
一つ目の「フタが外れやすい」というパッケージの問題に関しましては、フタを無くし真空袋に変え密閉することで改善をいたしました。
二つ目の「少ない」という量の問題に関しましては、昨年は1パックあたり60gを使用しておりましたが、現在は90gと1.5倍にしボリュームをつけました。
三つ目は、海洋プラスチック問題に配慮し外箱をダンボールで提供しておりましたが、「不衛生」というお声をいただきましたため「発泡スチロール」に変更いたしました。
四つ目は、海洋プラスチック問題に配慮し、緩衝材を新聞紙にしておりましたが、「不衛生」というお声をいただきましたため「エアキャップ」というビニール製の緩衝材に変更いたしました。
五つ目は、種類を記載したプリント1枚を同梱しておりましたが「それぞれの種類が何かわからない」というお声をいただきましたので、ラベルプリンターを導入し1パックずつ一括表示ラベルを貼ることで改善いたしました。
皆様からのご意見、誠にありがとうございました。
この事業は地方農林水産業の現場で起こっていることを知っていただくキッカケとなり、
当時キャンセルで余っていた天草のブリは次々に売れてしまいました。
(ご安心ください!10月頃には新物ブリの出荷がはじまります)
国産食材をお選びいただきました皆様のおかげで、日本の農林水産業者は今も生かされています。
応援してくださった皆様へ、心より感謝申し上げます。
ありがとうございますm(__)m
これから益々、安全で美味しい国産素材の冷凍惣菜をお届けできるよう、努力して参ります。感謝
この記事を書いたのは
- クリエーションwebプランニング スタッフ amakusacwp